タイミングが合わなかったり、
なんとなくその気になれなかったり、
内に篭りたい気分だったり、
うちこめる対象が無かったり、
行動に移せなかったり。
情熱がくすぶっているじぶんに
モヤモヤするかもしれませんが、
焦って何かしようとしたり
無理に決断しようとせず、
動かずに、時が満ちるのを待つこと。
わたしの好きな短歌が、まるで
それを表しているかのようなので
紹介しますね。
【幹に蜜ぬりつけ
かぶとむしを待つ
しずかな狩を今もしている】
冨樫由美子
ただ「待つ」のではなく、
からだに蜜をぬりつけて、待つ。
待つ、という狩りの仕方。
静寂の中の狩り。
焦る気持ちが沸き起こったら、
この短歌を思い浮かべます。