優しい想像力

「これを言ったら相手はどう感じるかな」

「これをやったら相手はどう思うかな」

他人の心や頭の中はいっさいわからないことは

前提として、

一瞬でも相手の気持ちに思いを馳せることは、

優しさ。

対して、

「これを言ったらわたしは相手にどう思われるかな」

「これをやったらわたしは相手にどう思われるかな」

これは「自分」が中心の、

極端にいえば

自分が悪く思われたくない、

という気持ちが根底。

相手がどう思うか

相手にどう思われるか

は似ているようで全く違う。

相手の気持ちを先回りして

心配する必要はありません。

ただ、

1秒にも満たない想像力が、

優しさの本質なのかも。

わたしはこれを

「いいたいことを言うのが良いことだ」

と勘違いしていた時もありました。

もちろん相手の顔色を伺う必要はないし

「いいたいことを言う」で

いいのですが、

何でも言っていい、

との違いはその微かな「想像力」

の有無なのかもしれません。

関連記事

  1. 核にあるもの

  2. その場を整える

  3. 「使命」はたくさんある

  4. カタをつける。

  5. 100で生きる、とは

  6. 精査のじかん

  7. 雨が石を穿つなら

  8. 時に不安にからめとられても