じぶんの中に湧きあがった
せつない気持ちに、どうしていいか
わからない時もあっていい。
感情に翻弄されそうなときは、
それをどうにかしようとせず、
その気持ちを「連れて行く」。
10年ほど前に神戸で参加したワークショップで
想像の中で海岸へ歩いていく、という
イメージワークをしました。
目を閉じて集中しようとするのですが、
どうしても全く関係ないことが頭に浮かんでしまう。
先生はそれを見越したように、
「全然別なことが頭に浮かんだりしますよね?
それでいいんです。
例えば、ラーメン食べたいなぁって思ったら、
ラーメンを持ったまま海岸を歩く自分をイメージしてみて」
無くそう、手放そう、と
思えば思うほどそれが頭に
こびりついて、より大きな存在になってしまうもの。
じふんの心にうまれた気持ちは
なかったことにしないで、
一緒に連れていこう。
頭に浮かんだことを、
ふりはらおうとせずに
浮かべたまま淡々と歩いていこう。
それでも、ちゃんと目的地に
到達できるから大丈夫。