もしも、辿り着く場所がすでに決まっているなら。
あらかじめ、決められたように
流されているとしたら。
もっと、波に身を委ねてみてもいい。
目の前の不規則に見える波は、
実は大きな調和の一部であり
ゆったりと大きなうねりの中にある。
沈みそうになるのは、
波に抵抗しているから。
溺れそうになるのは、
不安と恐怖でもがくから。
抵抗するのは、
不安なのは、
「どこに辿り着くかわからない」
「自力でなんとか辿り着かなければ」
と頑なに思っているから。
でもほんとうは、
辿り着く先は決まっている。
この波に、
安心してからだを預けて大丈夫なのだ。