雨は嫌いですか?
小さい頃
(幼稚園生〜小学生にかけてくらい?)
雨の日曜日に「新しい絵本」を
もらえるシステムになっていました。
「世界***全集」という絵本を
母が買っておいたのを、
雨の日曜日に一冊ずつどこからか出してきてもらう。
このシステムのおかげで、
雨の日=楽しい、
という回路がわたしの中に定着しました。
ある日のわたしは、
幼稚園をずる休み。
母は、わたしだけを連れて
美術館へ。2人っきりのお出かけ。
「特別扱い」が嬉しくて、
その日に着ていた紫色のワンピースを
今でも覚えています。
だから、わたしにとって
美術館=幸せな場所。
そんなふうに、「記憶」は
好き・嫌い・幸せ・嬉しい・楽しい・悲しい
という感情とともに強烈に印象づけられます。
その嬉しい・楽しい・幸せな記憶を何回も思い出して、
飴玉のようにゆっくり味わうと
さらにその記憶が強固になる。
昨日あった「楽しい」「幸せ」を何回も反芻して
「楽しい」「幸せな」
場所・もの・ひとを増やしていく。
一昨日はなにが嬉しかったかな、
先月は・・・・
記憶が、優しくふっくらとしてくるのを
感じてみてくださいね。