映画「ヒットマン」。
大学で心理学を教えるかたわら、
おとり捜査官として警察に協力する
地味で冴えないおじさんのゲイリー。
でもある日、「殺し屋ロン」としてとある
女性依頼者と恋に落ち・・
というラブコメ要素たっぷりのサスペンス。
ストーリーは言うまでもなく面白く、
最初から最後まであますことなく
楽しめる作品ですが、
見終わって実感したのが
「髪型と服装」の重要さ!!
ふだんのゲイリーは
ぺったりした髪を7:3に分け、
ボタンを上までとめたチェックのシャツをよれよれのチノパンに
合わせるような
いかにもおとなしく「人畜無害」を体現したような男性。
一方おとり捜査官として扮した
「殺し屋ロン」は
オールバックのヘアスタイル
胸元をはだけたシャツ、
これは依頼者も恋に落ちて当然、なセクシーな風貌。
そして、ロンの「見た目」もさることながら、
「態度」がまったく違うんです。
心理学者の強みをいかし、依頼者に合わせて外見やそのキャラクラーまで設定を変えるゲイリー、
「ロン」に扮する時は
控えめながらも堂々とした自信があふれるふるまいで、依頼者の不安や迷いに動じない。
ゲイリーが考える「殺し屋ロン」は、内面・外見がふだんの自分とは180度違う男性像を体現したもの。
イケてる見た目とイケてる内面はセットです。
「堂々と振る舞うじぶん」になるには、
先に外見を変えてみる。
この効果を、映画「ヒットマン」で改めて認識しました。